私の愛した辞書


辞書が好きで好きで、たまりません。「辞書を引かなかった日が、一日でもあるか?」物心ついて以来、そんな日があったとも思えません。今でも、1日30回くらいは、いろんな辞書を引きます。

今日はちょうど、新村出に関する学術発表を聴いたので、辞書のことをあらためて考えさせられました。思ったのは、やっぱり私は辞書が大好きだ、ということです。新村出に対する思いも、言い尽くせぬものがあります。

そんな私の「好きな辞書」をランキングします。以前、他のブログ「文言基礎」で、「2番目に好きな辞典は『新華字典』」と告白しておきましたが、今回はthe top 9をまとめてみます。百科事典・特殊辞典の類は省きます(それらを漢学では「工具書」と呼んでいますが、とんでもない数のものが有ります。挙げ尽くせません)。

  1. 辞源(修訂本)/とにかく大好き。大学に学費を払っていた頃は、毎晩、抱いて寝ていました。現在は妻子があるのでそうもいきませんが、でも、今も大好きです。
  2. 新華字典/「文言基礎」の読者なら、ご存じでしょう。私にとって、完璧な字書です。諸版、そろえています。
  3. 広辞苑/大学生の頃、毎日引いて、ほとんど全部読みました。この辞書のない生活は想像もできない。古い版も必備でしょう。「電子辞書でいい」など、もってのほか。
  4. 辞通/中国語とは何か?常に私に問いかける刺激的な辞典。
  5. 経籍籑詁(けいせきせんこ)/とにかく手に馴染む。無人島に持ってゆくなら、『辞源』か、これでしょう。
  6. Longman Advanced American Dictionary/これも完璧な辞典。もうこれ以上、new edition を出す必要もないのでは?
  7. 漢語大詞典/これ無しには仕事にならないでしょう。私より速く引ける人は、世界中に何人いるのか?
  8. 辞海/好かんと言いつつ、やはり便利に使わせてもらっています。
  9. 聯綿字典/着想が何ら浮かばないとき、創造力を刺激してくれます。

これ以外の字書・辞書、ほとんど見ませんね。もちろん、『爾雅』とか『方言』とか『説文解字』とか『広雅』とか『玉篇』とか『広韻』とかいった、古典的な字書は別ですよ。

それ以外にも、厳しい競争のある研究世界でmake a differenceを実現するために、いろいろと見る字書・辞書は、もちろんありますが、「本当に好きな辞書」は、上に挙げたものくらいです。

辞書好きが昂じると、自分で辞書を作りたくなるらしいのですが、幸い、まだその徴候は現れていません。

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