『辞海』修訂始末


民国時代、上海にあった中華書局から出版された辞典、『辞海』。1915年から編集が開始され、1936年に至って完成を見ました。時は移って、解放後の1957年、毛沢東は、上海に命じて『辞海』の修訂をさせる決断をしました。

それから22年後の1979年、『辞海』修訂本は完成し、上海辞書出版社から出版されました。その後も定期的に内容の更新がなされていますが、1979年修訂版こそ、我々が日用している『辞海』のもとです。

『辞海』修訂の経緯について、恥ずかしながら、私はまったく無知でした。それが、先日、唐作藩氏の論文を調べるために『辞書研究』(上海辞書出版社)という雑誌のバックナンバーを見ていたところ、唐氏の論文も載る『辞書研究』1979年2期号こそ、『辞海』の修訂を記念した特集号であることを知りました。

  • 出好辞书,为四个现代化服务:祝贺《辞海》1979年版诞生 本刊评论员
  • 《辞海》怎么修订的? 罗竹风
  • 解放思想是加速《辞海》出版的推动力 束纫秋 徐寿明
  • 尊重历史,实事求是 郭加复
  • 《辞海》编纂杂谈
    • 综合性辞书浅谈 舒池
    • 辞书编纂中的平衡问题 严庆龙
    • 从一枚金币看作者的辛勤劳动 肖岚
    • 编辞书和查资料 陈光裕
    • 关于”中国”一词的含义 朱方
    • 让客观事实讲话 陈炳
    • 这也是”水分”! 王自强
    • 怎样介绍科学家 秦振庭
    • 从”福”字说起 卢润祥
  • 试论辞书的政治性 巢峰
  • 坚持辞书的科学性 徐庆凯
  • 知识性:辞书的中心 杨祖希
  • 谈辞书的稳定性 冯英子
  • 辞典要有简明性 池哲
  • 选词十忌 王芝芬
  • 综合性辞书的体例 严霜 王自强

ここに挙げたもの以外にも、唐氏の論文を含め、直接間接に『辞海』修訂を記念した論文が並んでいます。これらを通覧すると、上海の知識人たちがどのような思いで『辞海』を修訂したのか、その間の22年、彼らがどのような苦難を体験したのか、如実に知ることが出来ます。

なかでも、羅竹風氏の「『辞海』はどのように修訂されたか?」は、それをもっともはっきりとつづった文章です。次回、その内容をご紹介します。

ついでながら、『辞書研究』の創刊号は、1979年1期ですから、この雑誌自体、自社で出版した『辞海』修訂本の出版を契機としていることが分かります。この雑誌は、今もなお刊行が続けれらています。

*『辞書研究』(《辞书研究》)、上海辞書出版社、1979-。 Webcat所蔵館は42館。

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