ミレス作のヘディン像


ミレスのポセイドン スウェーデンを代表する彫刻家、カール・ミレス(Carl Milles, 1875-1955)の自宅兼アトリエを公開している、ミレス・ガーデン(Millesgården)を見学してきました。

 ストックホルムの市街の公共施設などに相当数の作品が今も伝えられる作家で、肉体の構造をかなり軽視した独特の人体描写、「野蛮な微笑み」と称される表情の造形を行っています。一度見ると忘れられない、個性的な表現です。彼が作るブロンズ像は、かなり複雑な制作工程を重ね、手間と金のかかるものであった、と聞きました。そのような彫刻を自宅の庭園に集めたのが、ミレス・ガーデンです。

Statue of Sven Hedin そのミレスが作ったスウェン・ヘディン像がこの庭に存在しました。ラクダにまたがったヘディンが、なにやら計測器のようなものを眼に当て、遠方をのぞんでいます。小さな像ではありますが、まさに探検家が次の一歩を踏み出すべく、遠くを眺めやっている、という趣で、力強く感じました。その表情に「野蛮な微笑み」があるわけではなく、ミレスの代表作というわけでもなさそうですが、ヘディンに対する思慕の念を抱きました。

 それ以外にも、面白いものを見ました。郭沫若(1892-1978)が1962年に揮毫した書が壁に掛けられているのです。それにより、郭沫若が3度もこの庭園、「米列士園」を訪れたことがわかります。郭沫若とミレス、ほかの資料からも両者のつながりを知りたいものです。

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