『説文』540部


〔第一〕

001一(yī) 002丄(shàng) 003示(shì) 004三(sān) 005王(wáng) 006玉(yù) 007玨(jué) 008气(qì) 009士(shì) 010丨(gǔn) 011屮(chè) 012艸(cǎo) 013蓐(rù) 014茻(mǎng)

〔第二〕

015小(xiǎo) 016八(bā) 017釆(biàn) 018半(bàn) 019牛(niú) 020犛(lí) 021告(gào) 022口(kǒu) 023凵(kǎn) 024吅(xuān) 025哭(kū) 026走(zǒu) 027止(zhǐ) 028癶(bō) 029步(bù) 030此(cǐ) 031正(zhèng) 032是(shì) 033辵(chuò) 034彳(chì) 035廴(yǐn) 036㢟(chān) 037行(xíng) 038齒(chǐ) 039牙(yá) 040足(zú) 041疋(shū) 042品(pǐn) 043龠(yuè) 044冊(cè)

〔第三〕

045㗊(jí) 046舌(shé) 047干(gān) 048𧮫(jué) 049只(zhǐ) 050㕯(nè) 051句(gōu) 052丩(jiū) 053古(gǔ) 054十(shí) 055𠦃(sà) 056言(yán) 057誩(jìng) 058音(yīn) 059䇂(qiān) 060丵(zhuó) 061菐(pú) 062𠬞(gǒng) 063𠬜(pān) 064共(gòng) 065異(yì) 066舁(yú) 067𦥑(jú) 068䢅(chén) 069爨(cuàn) 070革(gé) 071鬲(lì) 072䰜(lì) 073爪(zhǎo) 074丮(jǐ) 075鬥(dòu) 076又(yòu) 077𠂇(zuǒ) 078史(shǐ) 079支(zhī) 080𦘒(niè) 081聿(yù) 082畫(huà) 083隶(dài) 084臤(qiān) 085臣(chén) 086殳(shū) 087殺(shā) 088𠘧(shū) 089寸(cùn) 090皮(pí) 091㼱(ruǎn) 092攴(pū) 093教(jiāo) 094卜(bǔ) 095用(yòng) 096爻(yáo) 097㸚(lǐ)

〔第四〕

098𥄎(xuè) 099目(mù) 100䀠(jù) 101眉(méi) 102盾(dùn) 103自(zì) 104白(zì) 105鼻(bí) 106皕(bì) 107習(xí) 108羽(yǔ) 109隹(zhuī) 110奞(suī) 111雈(huán) 112𦫳(guǎi) 113𥄕(mò) 114羊(yáng) 115羴(shān) 116瞿(jù) 117雔(chóu) 118雥(zá) 119鳥(niǎo) 120烏(wū) 121𠦒(pān) 122冓(gòu) 123幺(yāo) 124𢆶(yōu) 125叀(zhuān) 126玄(xuán) 127予(yǔ) 128放(fàng) 129𠬪(piǎo) 130𣦼(cán) 131 歹(è) 132死(sǐ) 133冎(guǎ) 134骨(gǔ) 135肉(ròu) 136筋(jīn) 137刀(dāo) 138刃(rèn) 139㓞(qià) 140丯(jiè) 141耒(lěi) 142角(jiǎo)

〔第五〕

143竹(zhú) 144箕(jī) 145丌(jī) 146左(zuǒ) 147工(gōng) 148㠭(zhǎn) 149巫(wū) 150甘(gān) 151旨(zhǐ) 152曰(yuē) 153乃(nǎi) 154丂(kǎo) 155可(kě) 156兮(xī) 157号(hào) 158亏(yú) 159喜(xǐ) 160壴(zhù) 161鼓(gǔ) 162豈(qǐ) 163豆(dòu) 164豊(lǐ) 165豐(fēng) 166䖒(xī) 167虍(hū) 168虎(hǔ) 169虤(yán) 170皿(mǐn) 171𠙴(qū) 172去(qù) 173血(xuè) 174丶(zhǔ) 175丹(dān) 176青(qīng) 177井(jǐng) 178皀(bī) 179鬯(chàng) 180食(shí) 181亼(jí) 182會(huì) 183倉(cāng) 184入(rù) 185缶(fǒu) 186矢(shǐ) 187高(gāo) 188冂(jiōng) 189𩫏(guō) 190京(jīng) 191亯(xiǎng) 192𣆪(hòu) 193畗(fú) 194㐭(lǐn) 195嗇(sè) 196來(lái) 197麥(mài) 198夊(suī) 199舛(chuǎn) 200舜(shùn) 201韋(wéi) 202弟(dì) 203夂(zhǐ) 204久(jiǔ) 205桀(jié)

〔第六〕

206木(mù) 207東(dōng) 208林(lín) 209才(cái) 210叒(ruò) 211之(zhī) 212帀(zā) 213出(chū) 214𣎵(pò) 215生(shēng) 216乇(zhé) 217𠂹(chuí) 218𠌶(xū) 219華(huá) 220𥝌(jī) 221稽(jī) 222巢(cháo) 223桼(qī) 224束(shù) 225㯻(hùn) 226囗(wéi) 227員(yuán) 228貝(bèi) 229邑(yì) 230𨛜(xiàng)

〔第七〕

231日(rì) 232旦(dàn) 233倝(gàn) 234㫃(yǎn) 235冥(míng) 236晶(jīng) 237月(yuè) 238有(yǒu) 239朙(míng) 240囧(jiǒng) 241夕(xī) 242多(duō) 243毌(guàn) 244𢎘(hàn) 245𣐺(hàn) 246𠧪(tiáo) 247齊(qí) 248朿(cì) 249片(piàn) 250鼎(dǐng) 251克(kè) 252彔(lù) 253禾(hé) 254秝(lì) 255黍(shǔ) 256香(xiāng) 257米(mǐ) 258毇(huǐ) 259臼(jiù) 260凶(xiōng) 261𣎳(pìn) 262𣏟(pài) 263麻(má) 264尗(shū) 265耑(duān) 266韭(jiǔ) 267瓜(guā) 268瓠(hù) 269宀(mián) 270宫(gōng) 271呂(lǚ) 272穴(xuè) 273㝱(mèng) 274疒(nè) 275冖(mì) 276𠔼(mǎo) 277冃(mào) 278㒳(liǎng) 279网(wǎng) 280襾(yà) 281巾(jīn) 282巿(fú) 283帛(bó) 284白(bái) 285㡀(bì) 286黹(zhǐ)

〔第八〕

287人(rén) 288𠤎(huà) 289匕(bǐ) 290从(cóng) 291比(bǐ) 292北(běi) 293丘(qiū) 294㐺(yín) 295𡈼(tǐng) 296重(zhòng) 297臥(wò) 298身(shēn) 299㐆(yī) 300衣(yī) 301裘(qiú) 302老(lǎo) 303毛(máo) 304毳(cuì) 305尸(shī) 306尺(chǐ) 307尾(wěi) 308履(lǚ) 309舟(zhōu) 310方(fāng) 311儿(rén) 312兄(xiōng) 313兂(zān) 314皃(mào) 315𠑹(gǔ) 316先(xiān) 317秃(tū) 318見(jiàn) 319覞(yào) 320欠(qiàn) 321㱃(yǐn) 322㳄(xián) 323旡(jì)

〔第九〕

324頁(xié) 325𦣻(shǒu) 326面(miàn) 327丏(miǎn) 328首(shǒu) 329𥄉(jiāo) 330須(xū) 331彡(shān) 332彣(wén) 333文(wén) 334髟(biāo) 335后(hòu) 336司(sī) 337巵(zhī) 338卩(jié) 339印(yìn) 340色(sè) 341𠨍(qīng) 342辟(bì) 343勹(bāo) 344包(bāo) 345茍(jí) 346鬼(guǐ) 347甶(fú) 348厶(sī) 349嵬(wéi) 350山(shān) 351屾(shēn) 352屵(è) 353广(yǎn) 354厂(hǎn) 355丸(wán) 356危(wēi) 357石(shí) 358長(cháng) 359勿(wù) 360冄(rǎn) 361而(ér) 362豕(shǐ) 363㣇(yì) 364彑(jì) 365豚(tún) 366豸(zhì) 367𤉡(sì) 368易(yì) 369象(xiàng)

〔第十〕

370馬(mǎ) 371𢊁(zhì) 372鹿(lù) 373麤(cū) 374㲋(chuò) 375兔(tù) 376萈(huán) 377犬(quǎn) 378㹜(yín) 379鼠(shǔ) 380能(néng) 381熊(xióng) 382火(huǒ) 383炎(yán) 384黑(hēi) 385囱(chuāng) 386焱(yàn) 387炙(zhì) 388赤(chì) 389大(dà) 390亦(yì) 391夨(zè) 392夭(yāo) 393交(jiāo) 394𡯁(wāng) 395壺(hú) 396壹(yī) 397㚔(niè) 398奢(shē) 399亢(gāng) 400夲(tāo) 401夰(gǎo) 402大(dà) 403夫(fū) 404立(lì) 405竝(bìng) 406囟(xìn) 407思(sī) 408心(xīn) 409惢(suǒ)

〔第十一〕

410水(shuǐ) 411沝(zhuǐ) 412瀕(bīn) 413𡿨(quǎn) 414巜(kuài) 415川(chuān) 416泉(quán) 417灥(xún) 418永(yǒng) 419𠂢(pài) 420谷(gǔ) 421仌(bīng) 422雨(yǔ) 423雲(yún) 424魚(yú) 425𩺰(yú) 426燕(yàn) 427龍(lóng) 428飛(fēi) 429非(fēi) 430卂(xùn)

〔第十二〕

431𠃉(yà) 432不(bù) 433至(zhì) 434西(xī) 435鹵(lǔ) 436鹽(yán) 437戶(hù) 438門(mén) 439耳(ěr) 440𦣞(yí) 441手(shǒu) 442𠦬(guāi) 443女(nǚ) 444毋(wú) 445民(mín) 446丿(piě) 447𠂆(yì) 448乁(yí) 449氏(shì) 450氐(dǐ) 451戈(gē) 452戉(yuè) 453我(wǒ) 454亅(jué) 455珡(qín) 456𠃊(yǐn) 457亡(wáng) 458匸(xì) 459匚(fāng) 460曲(qǔ) 461甾(zī) 462瓦(wǎ) 463弓(gōng) 464弜(jiàng) 465弦(xián) 466系(xì)

〔第十三〕

467糸(mì) 468素(sù) 469絲(sī) 470率(shuài) 471虫(huǐ) 472䖵(kūn) 473蟲(chóng) 474風(fēng) 475它(tuō) 476龜(guī) 477黽(mǐn) 478卵(luǎn) 479二(èr) 480土(tǔ) 481垚(yáo) 482堇(qín) 483里(lǐ) 484田(tián) 485畕(jiāng) 486黄(huáng) 487男(nán) 488力(lì) 489劦(xié)

〔第十四〕

490金(jīn) 491幵(jiān) 492勺(sháo) 493几(jī) 494且(qiě) 495斤(jīn) 496斗(dǒu) 497矛(máo) 498車(chē) 499𠂤(duī) 500𨸏(fù) 501𨺅(suì) 502厽(lěi) 503四(sì) 504宁(zhù) 505叕(zhuó) 506亞(yà) 507五(wǔ) 508六(liù) 509七(qī) 510九(jiǔ) 511禸(róu) 512嘼(xù) 513甲(jiǎ) 514乙(yǐ) 515丙(bǐng) 516丁(dīng) 517戊(wù) 518己(jǐ) 519巴(bā) 520庚(gēng) 521辛(xīn) 522辡(biǎn) 523壬(rén) 524癸(guǐ) 525子(zǐ) 526了(liǎo) 527孨(zhuǎn) 528𠫓(tū) 529丑(chǒu) 530寅(yín) 531卯(mǎo) 532辰(chén) 533巳(sì) 534午(wǔ) 535未(wèi) 536申(shēn) 537酉(yǒu) 538酋(qiú) 539戌(xū) 540亥(hài)

*『説文』の部首、540部の序列と発音をメモしておきました。部首の前に付した数字は『説文解字』十五上(段注本に依拠)に見える、部首の番号です。

*括弧内に示した音は、陳昌治の一行一篆『説文解字』に見える大徐の反切をもとに、それに対応する現代音を求めたものです。段玉裁注も適宜、参照し、段説に従っている部分もあります。後日、反切などを含めた関連の資料をお示しする予定です。

*自家版ですから、誤りもあると思いますので、それをご了承の上、ご利用ください。誤りにつきましては、コメント欄にてご指摘くだされば、適宜、訂正いたします。ネット上にある辞書としては、「漢典」http://www.zdic.net/が役に立ちそうですので、あわせてご利用ください。

*順次、訂正しております。最新の更新は、2010年12月4日16時です。

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「『説文』540部」への28件のフィードバック

  1. Xuetui様
    手数の掛かる作業、お疲れ様です。それにしても『説文』は部首が多いですね。
    載せて頂いた部首について、まだ五巻までしか見ていませんが、番号のおかしい所をお知らせします。
     [1] 151旨は158の間違い、また152から158まで順番に番号がずれています。
     [2] 190舛は199の誤植。
    それから追々説明があるかもしれませんが、一つだけ質問をさせて下さい。「反切に対応する現代音」ですが、どのように求めるのでしょうか?中古音と現代音の対応関係を定義することになると思うのですが、標準的な方法があるのでしょうか?
    先走りの質問だとしたらお手数をお掛けしてしまうことになりますから、解説して頂けるのを楽しみにお待ちしています。或いは参考文献をご教示して頂けるだけでも助かります。

  2. Xuetui様
    先程の[1]は陳昌治の一行一篆『説文解字』の番号でした。こちらのブログのものは『段注』の番号でしょうか?両者の部首の配列が違うとは思ってもみませんでした。失礼致しました。

  3.  Hirshさま、ご確認くださいまして、まことにありがとうございます。ご指摘いただいた箇所を訂正しました。部首の配列は、おっしゃるように段注本のもので、大徐本と異なるようですね。ともかく、ありがとうございました。
     さて、中古音の反切を用いて現代音を推測する方法につきましては、後日、『反切釈要』という書物をご紹介しようと思います。私も細かいところまでは理解できておりませんので、十分に説明できるかどうか分かりませんが、何とか、ご説明したいものと存じております。
     また、お気づきの点をお寄せくださいますよう、お願いいたします。

  4. Xuetui様
    5篇までの文字を調べてみました。文字コードの選択はUnicodeの文字定義と説解から行いましたので、フォントによっては疑問の箇所があるかもしれません。Unihanを参照しています。

     055卅(sà) U+5345 -> 𠦃 U+20983
     098𡕥(xuè) U+21565 -> 𥄎 U+2510E
     104白(zì) U+767D -> ?
     111萑(huán) U+8411 -> 雈 U+96C8
     131歺(è) U+6B7A -> 歹 U+6B79
     171𠙴(qū) U+20674 -> ?
     189𩫖(guō) U+29AD6 -> 𩫏 U+29ACF
     192㫗(hòu) U+3AD7 -> 𣆪 U+231AA

    入力の際に文字化けしているかもしれないので、コードポイントも付け加えておきます。104白と171𠙴はUnicodeで対応する文字が未だに探せていません。それにしても説解も読まなければならないので、未熟さ故に部首だけでも大変なのに驚きました。
    おかしな所はご指摘下さい。宜しくお願いします。

    1.  Hirshさま、お時間を割いてお調べいただきまして、本当にありがとうございます。コンピュータ上で、どのように漢字を扱うべきか、専門家のお考えをうかがうよい機会でもあり、ありがたく思っております。

       さて、たとえば055、111などは、お示しいただいた字の方が篆文に忠実なので、そちらに修正しますが、131などは、形の上ではこのままでもよいようにも思います。

       おそらく、UnicodeにはUnicodeの理屈があると思うのですが、それがどういうことなのか、ご教示くださると幸いです。手順も教えてください。

       Unicodeのおかげで、多くの漢字がコンピュータ上で使えるようになり、本当に助かります。

  5. Xuetui様、いつも興味深い話題をありがとうございます。文字コードを専門にしていないので、この問題、思わぬ勘違いをしているかもしれません。専門家に聞くのが良いのですが、問題を整理するためにも、以下に簡単に説明してみたいと思います。

    文字の同定の問題は基本的にとても難しい問題を含んでいると思うのですが、特にUnicodeの文字集合は様々な来源を含んでいるのでやっかいです。文字にはセマンティックが定義されていますが、それだけでは古辞書とのマッピングは完全には行えません。標準のグリフはありますが、篆文が定義されている訳ではありません。そこで各文字の代表的な辞書との関係を利用するしかないと思います。
    Unihanを見て頂くと分かりますが、様々な辞書へのマッピングが示されています。古辞書の文字の同定にはそれを総合的に判断するしかないように(決定的な手順はないよう)に思います。

    例として、今問題にしている131歺()を見てみましょう。フィールドDictionary Indicesがそれです。『漢語大字典』では、それぞれ2巻1379頁の15番目と14番目です。この違いをどう判断するかです。この場合、『説文』の131歺はUnicodeの歹が良いと判断した次第です。ちなみに『康煕字典』578頁も同様な状況になっています。

    Unicodeを使う限り、古辞書の文字との同定は、このようにUnicodeの文字集合から標準的な辞書(それも複数)、その辞書から当該の古辞書というように考える必要がありそうです。このような問題に接すると、Unicodeも総合的な辞書も、文字体系(他の体系との関係も含めて)をきちんと定義できるような仕組みを必要としていると、いつも思うのですが。

    最後に一つだけ付け加えますと、各環境で見ている文字は使用しているフォントによって、m文字の見え方が異なりますので、それに頼って文字の同定をするのは危険です。この辺りも漢字を使用する計算機環境の改善点ではないでしょうか。

    1.  Hirshさま、ありがとうございます。おかげさまで、指摘なさってくださったことが、ようやく理解できました。個別の文字を「どう判断するか」は、難しいので、Hirshさまのご判断に、全面的に従うこととさせていただきます。

       Unicodeは、寄せ集め、ということですね。確かに、我々のように、『説文』の文字をなるべく一対一で対照させて、という用途には難しそうですね。部首だけでも大変ですのに、『説文』所収字すべて、となると、もっともっと難しそうです。

       とにかく、ありがとうございました。なお、いただいたコメントがスパム扱いされてしまっており、あわてて発掘してきた次第です。申し訳ございません。WordPressのスパム対策は優秀だと思っており、これまで気にしたことがありませんでしたが、こういうこともあるのですね。ご迷惑をおかけしました。

  6. Xuetui様、6篇からの9篇について調べてみました。

     261朩(pìn) U+6729 -> 𣎳 U+233B3
     270宮(gōng) U+5BAE -> 宫 U+5BAB
     313兂(zān) U+5142 -> ?
     317禿(tū) U+79BF -> 秃 U+79C3
     341卯(qīng) U+536F ->𡖉 U+20A0D

    それから頂いたコメントへのお答えとして、『説文』の文字をUnicodeの文字にどのようにマッピングするかについての私見を述べさせて頂いたのですが、届きませんでしたでしょうか?

    1. Xuetui様、今まで調べた事をコメントさせて頂きましたが、現在の私の判断を基準に、このブログのコードポイントを決めるのは、まだ疑問が多く存在します。

      漢学の専門の方に文字コードの問題まで煩わせるのは本意ではないのですが、今後の古辞書の転写について考える上でも、以下についてご意見を頂けたら嬉しいです。今回、『説文』の文字の同定には、Unicodeの各文字が万遍無く参照している『漢語大字典』を使いましたが、Unicodeのその参照には疑問があるような気がしています。

      例えば、『説文』部首338卩(jié)を例にします。この『説文』の文字は『漢語大字典』一巻310頁11番目の文字に、その説解と篆文があります(Unicodeの「卪」U+536Aはこの文字を参照しています)。Unicodeの「卩」U+5369は『漢語大字典』一巻310頁9番目の文字を参照していて、その説明に『玉篇』を根拠として、前の文字と同字としています。

      『説文』部首338卩はUnicodeのどちらに転写すべきでしょうか?『漢語大字典』の文字体系は後者を前者の異体字として扱っていて、『説文』(の説解と篆文)を手がかりにする限り、前者に対応するコードポイントを、『説文』の文字の転写としたいという気がします。しかし、形を根拠として、グリフだけを見ると後者に思えます。また、Unicodeの規格は本来、『漢語大字典』のどちらの文字を参照すべきだったのでしょうか?

      ちなみに、この状況は360冄(rǎn) U+5184 と冉 U+5189、364彑(jì)U+5F51 と彐 U+5F50のときにも起こっていることです。

      また、『説文』部首337卮(zhī)の場合では、『漢語大字典』一巻69頁27番目(この頁最後)の文字に、その説解があります(この文字はUnicodeにはないようです)。ところがUnicodeの「卮」は『漢語大字典』一巻311頁4番目の文字が参照されていて、その説明に『正字通』を根拠として、前の文字と同字としています。このように『漢語大字典』において、説解がない文字の転写はどのようにすべきでしょうか?(転写は他の辞書も参照して総合的に判断すべきでしょうが、ある辞書を固定して考えるという前提でお願いします)

      このように転写の問題を考えただけで、各字典の文字体系及びマッピングについての解釈が必要になります。お手数をお掛けして申し訳ないのですが、どうか以上の問題についてご教示お願いします。

      1. Xuetui様
        以前、「卮」の異体字、『漢語大字典』一巻69頁27番目(この頁最後)の文字へのUnihanでの参照を探しだせなかったと報告致しましたが、「巵」U+5DF5にありました。失礼致しました。Unihanを使用していた時点で、どういう訳かVariantsのフィールドがなかったものですから。

        この作業を本格的にやるには、『漢語大字典』の文字への参照がUnihanにあるかどうか、手作業ではなく、それを検索するツールが必要になりそうですね。

  7. Xuetui様
    下から2つめのパラグラフでの質問が曖昧でしたので、以下のように訂正致します。

    ある字典において、『説文』の説解をもつ文字をAとします。AがUnicodeに対応する文字を持たない場合、かつAの同字BがUnicodeに対応する文字を持っている場合、その『説文』の文字はどのように転写すべきでしょうか?Bに対応するUnicodeの文字として良いでしょうか?また、Aの同字が複数存在する場合はどのようにしたら良いでしょうか?

    随分と複雑な問題設定となってしまいました。お手を煩わせて申し訳ありません。こちらについては機会がありましたら、お考えをお聞かせ下されば幸いです。

  8.  Hirshさま、詳しいご説明、ありがとうございます。
     いま手もとに『漢語大字典』がないので、『辞源』で「卩」「卪」を調べてみたところ、「卩」を「本作卪、今作節。見『玉篇』」とし、「卪」を「卩本字、瑞信。見『説文』」と説いています。音については、「卩」のほうに「『玉篇』子結切」とあるだけで、「卪」には、現代音が直接載せてあるだけです。
     篆文の形は「卪」の方が近く(、と私は思います)、『説文』の説解でも「凡卪之屬、皆从卪」などとありますから、許慎も隸書で「卪」に近い形で書いたのでしょう。しかし、後に六朝時代、隸書および楷書では、「卩」と書くようになったと推測できます。これが、辞書では、別々の字として登録されるようになったのでしょうが、「卪は『説文』に根拠を持ち、卩は『玉篇』に根拠を持ち、それぞれ別の字」と言われると「同じ字だ」と反論したくなりますし、たとえば、「『説文』の卪部は、『玉篇』では取り消され、新たに卩部が作られた」と主張する人がいたら、それは違うだろうと言いたくもなります。これは、従来の辞書・字書が抱えていた問題と思えます。今回、あらためて「許慎の隸書」と「『玉篇』の楷書」が違う場合があることに気づいた次第です。
     Unicodeで考える場合は、現実問題、『漢語大字典』をベースにするしか手はなさそうですね。きっちり『説文』との対応関係を明らかにしている書物はなさそうですし。そうではあっても、「卪卩」の問題はなくなりませんよね。いまは『説文』のみを相手にしているので問題は露見しませんが、たとえば、『説文』と『玉篇』の部首の対応表を計算機上に作ろうとすれば、すぐに問題が生じるはずです。
     また、『漢語大字典』が『説文』を参照しているにも関わらず、Unicodeの文字と関連付けられていない場合がある、とのご指摘ですが、これは、Unicodeの問題、ということですね。将来、解決できる問題なのでしょうか、そうではないのでしょうか。Unicode側に考えてもらいたいことです。
     現状、そのような字については、かりに同字とされる字を「適当に」選んでおくしかないように思われますが、いかがでしょう?
     まだコードの問題を正確に理解できていませんが、問題のおよその所在は分かりました。『説文』を中心に考えるか、もっと後世の字書を中心に考えるかで、対応も一通りにならないように感じました。何の解決にもなりませんが、感想めいたことを述べてみました。

    1. Xuetui様
      この問題、すぐに解決するのは難しいように感じています。それよりも考え方をご教示頂いて、とても感謝しています。ありがとうございます。
      『説文』の用字を決めて頂くために、漠然と候補を示すだけではなく、どのような情報を提供すれば最も明確で簡潔であるか、もう少し検討してみたいと思います。その際にまたお力をお借りすることになるかもしれません。宜しくお願い致します。

      なおお返事が遅くなってしまったことをお詫び致します。また、前回のコメントで名前の入力を忘れたらしく、匿名になってしまって申し訳ありません。

      1. Hirshさま、こちらこそ、基本的な考え方をご教示いただきまして、感謝いたしております。これまで、Unicodeは便利だというくらいの認識しかありませんでしたが、字書の文字を規範的に表記するのは、なかなか難しい作業だと思い知りました。今後ともよろしくお願いいたします。

  9. まっつんさんのおかげで、多くの誤りを訂正することができました。詳細はエントリ「説文部首読音校誤」に書きましたので、ご参照ください。訂正したのは、37,84,122,178,183,188,243,284,464,473,475,493,505の13条です。大変な作業を分担してくださったまっつんさんに、あらためまして、感謝申し上げます。

  10. Hirshさま、「巵」の件、お調べくださいまして、ありがとうございます。なるほど、機械で調べる方法がありうるのですか。そちらの方が効率的でしょうね。確かに、「説文本位」の漢字利用が容易にできれば、便利なことです。そのうち、お考えをお聞かせください。

  11. 大分遅くなってしまいましたが、10篇より14篇までの部首について、転写において問題がありそうなものを報告致します。()内は注記で、夫々以下を意味します。
     (なし):『漢語大字典』に見えないもの。
     (篆文):該当の字に『説文』の篆文がある。
     (説解):該当の字に説解がある。

    385囪(chuāng) => 「囪」U+56EA(なし), 「囱」 U+56F1(篆文、説解)
    394尣(wāng =>
      「尢」U+5C22 『玉篇・尢部』「尢,跛,曲脛也。」(説解に同じ)
      「𡯁」U+21BC1(篆文、説解)
      「𡯂」U+21BC2 『正字通・𡯁部』「𡯁,《説文》作𡯂。」
      「尣」U+5C23 『玉篇・尢部』「尢,俗作尣。」
    397幸(niè) =>
      「幸」U+5E78
      「㚔」U+3694(篆文、説解)(二)xing4 『玉篇・㚔部』「㚔、今作幸。」
    455珡(qín) =>
      「珡」U+73E1(篆文) 『字彙・玉部』「珡,琴本字。飾以玉,故从玉。隷作琴」
      「琴」U+7434(篆文、説解)
    456乚(yǐn) => 「乚」U+4E5A(なし), 「𠃊」U+200CA(篆文、説解)
    486黃(huáng) =>
      「黃」U+9EC3 『字鑑・唐韻』「黃、俗作黄。」
      「黄」U+9EC4(篆文、説解)

    以前、不明にしていた313ですが、以下のような状況になっています。
    313兂(zān) =>
      「兂」U+5142(篆文)『集韻・侵韻』「兂,或作簪。」『正字通・儿部』「兂,古文簪。」
      「簪」U+7C2A(篆文、説解)
    この場合は説解がないとはいえ、篆文に基づいて「兂」を選ぶべきでしょうか?以上、宜しくお願い致します。

  12.  Hirshさま、毎度、ありがとうございます。「『説文』の篆文がある」「説解がある」等が、よく分かりませんでしたので、補足的な説明をしてもらえませんでしょうか?「『説文』の篆文がある」ものは、SWフォントなどで篆文にて表示可能、という意味でしょうか?お手数をおかけします。

    1. Xuetui様、これらについての詳しいことは、以前の書簡で説明させて頂いたのですが、分かりにくかったようで申し訳ありません。
      Unicodeの文字集合で転写する際に、Unihanの『漢語大字典』への参照を中心にしてご説明致しました。従って、()の注記の意味は、Unicodeのコードポイントの文字に対して、(なし)は『漢語大字典』にその参照がない、(篆文)は『漢語大字典』の参照した字に『説文』の篆文がある、(説解)は『漢語大字典』の参照した字に説解があるを、夫々意味します。これらはフォントなどの表示とは関係ありません。

      1. Hirshさま、分かりました。『漢語大字典』に、ということですね。さとりがわるくてすみません。ありがとうございました。

  13. 以前、以下のように指摘させて頂きました。こちらに間違いが含まれていました。
      341卯(qīng) U+536F ->𡖉 U+20A0D

    コードポイントは正しいのですが、「𡖉」が間違っていました。「𠨍」に訂正させて下さい。更に本文の記事も訂正下さったのに申し訳ありません。重ねてお詫び申し上げます。
    他にも間違いが含まれているかもしれないので、以前のものをチェックしようと思います。

  14. Hirshさま、いつもありがとうございます。訂正いたしました。今後、どのように進めるべきでしょうか?『説文』のすべての字を同様に整理すべきでしょうか?お考えをお聞かせください。

  15. Xuetui様
    今にして思うと、Unicodeでの転写についての私のコメントで、かえってご面倒をお掛けしているような気がしています。『説文』についての記事が書き難くなっていませんでしょうか?
    『説文』の議論のためには、『説文』のどの文字についての議論であるかが明確であればよいので、どのコードポイントを使うかは、その議論には本質的ではないように思います。この件については余り神経質にならない方が良いのかもしれません。如何でしょうか?

    1. Hirshさま、Unicodeの問題は、とても重要ですので、たいへんにありがたいものです。ご指摘いただきまして、篆書から隸書・楷書へ、という文字の変遷を、現行の字書やUnicodeのような楷書をベースにした漢字体系で考えることが抱える困難さを思うにも至りました。
      記事が進まないのは、私の個人的な事情でありまして、決してHirshさまのせいではありません。更新ができていないことには、申し訳なく思っております。今後とも、よろしくお付き合いください。

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