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『春秋説題辞』は「春秋説」の題辞にあらず


『春秋説題辭』は、『春秋』という経書に付会された「緯書」のひとつで、前漢末ごろにできたもののようです。

有名な緯書として、『易(緯)乾鑿度』などの「易緯」、『尚書(緯)考靈曜』などの「書緯」、『詩(緯)推度災』などの「詩緯」、『禮(緯)含文嘉』などの「禮緯」や「樂緯」、『春秋(緯)元命包』などの「春秋緯」、『孝經(緯)援神契』などの「孝經緯」、そして「論語緯」などがあります。緯書の題は、普通の書物と少し異なり、経書の名称を除くと、「推度災」「援神契」など、三文字でつけられるのが一般的です。

shuoticiそういうわけで、『春秋説題辭』も、もちろん春秋緯である『説題辭』という書物だと理解していたのですが、中国から出版されたある点校本に「《春秋說・題辭》」となっていたものですから、驚いてしまいました。虚をつかれたという感じでしょうか。

網羅的に緯書の佚文を集めた安居香山・中村璋八編『緯書集成』(明徳出版社、1971-1992)などを見ると、確かに、『春秋説題辭』などの「春秋緯」を「春秋説」として引用した例は少なからず存在します。

しかし、たとえば『春秋公羊傳疏』(序の疏)に「故《說題辭》云:傳我書者公羊高也」とあるように、「春秋」を冠せずにただ「説題辭」に云う、として引用した例もまた少なくないことを考えれば、「《春秋說・題辭》」の標点は誤りであることが分かりましょう。

「説題辭」も、「推度災」「元命包」「援神契」などと同様、三文字の書名であるはずなので、「《春秋說・題辭》」はいただけません(写真下段の「𣏟」字の段注に見えます)。

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2015年のまとめ


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2014年のまとめ


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シドニーにあるオペラハウスのコンサートホールには2,700人が収容できます。2014年にこのブログは約32,000回表示されました。オペラハウスのコンサート12回分になります。

レポートをすべて見るにはクリックしてください。

徐時儀校注『一切經音義三種校本合刊』


「ぶつける」という意味を表す「棖觸」という語彙につき、こだわって調べていたところ、白須裕之先生から、興味深い事実を指摘していただきました。この「棖觸」は、唐代以前には「掁觸」「摚觸」「樘觸」「撐觸」「撑觸」「㲂觸」「𢾊觸」などとも表記し、隋以前の漢訳仏典に広く見られ、唐代の玄應の『一切經音義』には、その指摘が多い、という事実です。これについては、いずれ網羅的に資料を挙げてみましょう。

この語彙を調べてあらためて思ったのですが、唐の玄應『一切經音義』と、同じく唐の慧琳『一切經音義』の二書は、中国中古のことばを知る上で絶好の資料というべきです。漢訳された仏典は、この時期の中国語を考えるための素晴らしい資料であり、そして、その仏典を語学的に解釈したこの二つの音義書が、資料的にたいへん貴重である、という意味です。

この二つの『一切經音義』、資料としてはよく知られ、利用されてきてもいたのですが、これぞという定本がなく、その出版が待たれていました。そこで登場したのが、この本です。

  • 徐時儀校注『一切經音義三種校本合刊』上海古籍出版社,2008年
  • 王華權、劉景雲編撰『一切經音義三種校本合刊索引』上海古籍出版社,2010年

この本は、前述の玄應・慧琳の『一切經音義』のほか、遼の希麟『續一切經音義』もあわせて校勘・標点を施したものであり、これまでの渇を癒してくれました。

その後、ほどなく同じ校訂者により、次の書物が出版されました。

  • 徐時儀校注『一切經音義三種校本合刊附索引(修訂版)』上海古籍出版社,2012年

この本の出版説明を見たところ、前者が品切れになり、また不備も見つかったので、そのために修訂版を出版したもののようです。内容をざっと比べてみたところ、大差は見出せませんでした(体例の不統一を修正したところはあるようですが)。もし古い版を安価に入手できるようであれば、私はそちらをおすすめします。

いずれにせよ、かなり信頼できる『一切經音義』の校本が世に問われたことは、喜ばしい限りです。

2011 in review


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概要はこちらです。

シドニーオペラハウスのコンサートホールには2,700人が入場できます。2011にこのブログは約27,000回表示されました。シドニーオペラハウスのコンサートに置き換えると、満員のイベント約10回分になります

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2010 in review


The stats helper monkeys at WordPress.com mulled over how this blog did in 2010, and here’s a high level summary of its overall blog health:

Healthy blog!

The Blog-Health-o-Meter™ reads Wow.

Crunchy numbers

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A helper monkey made this abstract painting, inspired by your stats.

The average container ship can carry about 4,500 containers. This blog was viewed about 15,000 times in 2010. If each view were a shipping container, your blog would have filled about 3 fully loaded ships.

In 2010, there were 78 new posts, growing the total archive of this blog to 125 posts. There were 54 pictures uploaded, taking up a total of 45mb. That’s about 1 pictures per week.

The busiest day of the year was December 5th with 250 views. The most popular post that day was 『説文』540部.

Where did they come from?

The top referring sites in 2010 were blog.livedoor.jp, d.hatena.ne.jp, ancientchina.blog74.fc2.com, a.hatena.ne.jp, and twitter.com.

Some visitors came searching, mostly for xuetui, 学退筆談, 文言文, 啓功, and 陶鴻慶.

Attractions in 2010

These are the posts and pages that got the most views in 2010.

1

『説文』540部 November 2010
26 comments

2

唐作藩「破読音的処理問題」 June 2010
13 comments

3

Xuetui April 2010

4

読書雑誌 April 2010

5

首施とは何ぞや?『辞通』編纂始末 September 2009
10 comments